2009年12月31日木曜日

早い!

大晦日です。
今年はいつもの年に比べ、猛スピードで時が経ったように思います。
あっという間に1年がすぎた感じです。
夏が終わり、秋が無くて、すぐに年末がきたような感覚です。
その原因はなにか、特に理由が思い当たりません。
みなさんはいかがでしたか。
ま、とにかく1年間無事過ごせたし、良しとしましょう。
みなさまにはよいお年になりますよう。

2009年12月29日火曜日

本の話

今日はホンの「本の話」です。

芥川龍之介のクモの糸は、ほとんどの日本人が知っているストーリーでしょう。 クモを踏みつぶさなかった極悪人を、お釈迦様がクモの糸をたらして、血の池から救ってあげようとする例の有名な話です。

ところがです。

これとそっくりな話が出てくる小説が外国にあります。知っている人も多いかも知れませんが、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」という、世界をまたにかけたベストセラー本です。
こちらは、クモの糸のかわりにネギを使っています。もちろんお釈迦様は登場しませんが、 内容がほぼ一緒なので、はてどちらが先かいな、と思ってネットで調べたのです。

クモの糸1918年(大正7年)
カラマーゾフの兄弟 1879年(明治13年)

とありました。
これで軍配が上がったような気がしますが、本当のところは分かりません。
ただ芥川竜之介は古典を脚色した作品が多いようです。
ちなみに太宰治もシェクスピアのハムレットなんかを面白おかしく書いていますが、その「ハムレット」も古い民話をシェクスピアが戯曲化したものだそうです。

きっと音楽などの世界でも、こんな類の名曲がいっぱいあるのでしょうね。

2009年12月28日月曜日

なりわい語録

ながらくお待たせしました。本日より 「酢ログ」はじめます。


他人のふり見てわが振り直せといわれますが、
地球はみんな自分中心に回っていて
自分はちゃんと生きているつもりなのですが、なかなか・・・

やきとり大吉の辻成晃さん上梓の本「なりわい語録」の中で
こんなおもしろい一節が紹介されています。

高いつもりで低いのが教養
低いつもりで高いのが気位
深いつもりで浅いのが知識
浅いつもりで深いのが欲
厚いつもりで薄いのが人情
薄いつもりで厚いのが面の皮
強いつもりで弱いのが根性
弱いつもりで強いのか我
多いつもりで少ないのは分別
少ないつもりで多いのは無駄


どうです?みなさん。
「人のふり」の中に見えることだらけですが、
どっこい、私自身もずいぶん思い当たってしまうので
これを自分への戒めにしなければと、つい、メモしました。

ところがこの前、とある駅で私と同じ電車から降りた客の一人が
ホームに落ちていたペットボトルを拾い上げて
階段下のゴミ箱に捨てて帰りました。
無造作に、自然に、自分の家でのごとく当たり前のように・・・

「他人のふり見て」はマイナスイメージでの自戒のことわざですが
逆バージョンもあったのです。
ちょっとしたことで、こんなにいい「人のふり」もあるのです。
「人のふり見てわがふりまねよ」の話でした。(もちろん、いいことだけね)

2009年12月7日月曜日

お待たせしております。

尾道造酢大阪店の店主です。まもなく酢ログはじめます。
もう少々おまちください。